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尊敬・憧れ1 / 「あなたに似て、思いやりのある子に」

にゃん(フリーター1年目)

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私の中で「尊敬」と「憧れ」は少し別。

せっかくのウェブカッションなので、きちんと丁寧に、記してみようと思います。

 

尊敬は読んで字のごとく。

人に対して尊敬すること、たくさんあります。

私の中で「人間は良い所も悪い所もある生き物」だと思っているので、

尊敬する人というよりも、尊敬することがあるといったほうが正しいかもしれません。

 

364日 朝3時~勤務の父親

軸をもってしたたかに生きる母親

自由と責任のバランスをきっちりとる姉

変わらぬ愛情を注ぎ続けてくれる祖父母

感情を敏感に察して、ずっとそばにいてくれる犬

・・・そんな家族はもちろん。

 

仲良くしている先輩、後輩、友達すべてに尊敬するところがあります。

 

尊敬する部分があるからこそ、その人にやさしくしたり、

その人と時間を共有したり、その人を大切にしたりできる。

だからこそ私も、誰かにとって尊敬できる人間でありたいと思います。

 

でも、憧れはちょっぴりちがう。

 

尊敬:敬う、ついていきたくなる

憧れ:理想とする物事に強く惹かれる 思い焦がれる

 

憧れって、届きたくてもどうしても届かない物事のこと。

どうしても叶わない恋に近い。

 

中学生の頃から憧れているのは、

当たり前の日常をやさしい言葉に変えられる糸井重里さん

言葉の力の強さを教えてくださった人です。

 

私の大好きな「MOTHER」というゲームをつくった人でもあります。

 

特にMOTHER3は、寝ることも息をすることも忘れるほど没頭しました。

いわゆるモブ(=名前もないキャラクター、群衆)のひとつひとつのセリフが面白くって、ひとつの街をめぐるのでさえ時間がかかりました。

 

ひとりひとりに意志があり、物語があり、言葉がある。

それはメインキャラクターにおいても、サブキャラクターにおいても、モブでもおなじ。

 

RPGを人生に例えると、すごく腑に落ちました。

人生の主人公は自分であってもよい。サブキャラクターは自分の大切な人。

でも、そうではない人でも、決して邪険に扱っていいものではないのだ、と。

 

物語の中で、とある夫婦がふたごを出産したとき、

そのふたごを前にして夫婦が語り合うシーンがあります。

 

「どんな子に育ってほしい?」

「君に似て、思いやりのある子に・・・」

「あら。わたしは、あなたに似て、思いやりのある子に」

 

私は、このたった3行に、家族愛というものが込められていると思うのです。

夫が妻を尊敬し、妻が夫を尊敬し、深い愛情をもってこどもに接する。

 

ことばひとつひとつを、丁寧に。やさしく。

 

すごくすごく難しいことですが、できるようになりたい。

人生はゲームのようにプログラミングされたものではありません。

イライラしているとき、悲しいとき、思ってもないことばが飛び出してきます。

それでも、ことばに心を配ることは忘れたくないと思います。

 

 

まとめると、

・尊敬する人からたくさんのことを学んで、尊敬される人であり続ける

・憧れの人のように、ことばに心を配る人になりたい

 

「思いやりのある子」に、私もなりたいのです。